建築国家”日本”の遺伝子に迫る!?「建築の日本展〜その遺伝子のもたらすもの〜」からみる日本建築




しょーじまたまたアートに触れてまいりました!!

六本木の森美術館でやっている

「建築の日本展〜その遺伝子のもたらすもの〜」

初めて展覧会のタイトルを見たときに「日本の建築展じゃないの??」となりましたが、行ったことで解消されました!!

「建築を紹介する展覧会なのに、フォーカスすべきは建築ではなくて日本」だったのです。

日本がなぜ、世界的に見ても建築国家と言われるのか?ということに対して「何か受け継がれているものがあるのでは?」という視点から建築を見るというものになります。

「何か受け継がれている」=「遺伝子」

と置き換え建築から日本を見る。

それが「建築の日本展〜その遺伝子のもたらすもの〜」になります。

建築初心者の僕が僕なりに解説していこうと思います!!

100プロジェクト、展示総数400点を超える圧巻のスケール

まず思ったことは展示の数の多さ!!

「100プロジェクト、展示総数400点を超える」

かなりボリュームがある、、、ボリューム多い!!

古くは縄文時代の住居から、現在進行中のものや未来の計画案を含む最新の現代建築までを網羅してあります!!

9つのセクションに分かれている!!

  • 可能性としての木造
  • 超越する美学
  • 建築としての工芸
  • 連なる空間
  • 開かれた折衷
  • 集まって生きる形
  • 発見された日本
  • 共生する自然

9つの「遺伝子」として解釈して日本建築を見ていきます。

実際どんな内容かというと、、、

1. 可能性としての木造

国土の70%が森林である日本が育んだ木の文化は、持続可能なシステムだと言えます。古代から木を活かす技術が発達し、大工棟梁に受け継がれてきた秘伝書や伝統建築にみられる木組は木の文化の証です。木造建築が見直されている今、日本の木造文化の技と思想、その未来の可能性について思考します。

引用:森美術館

2. 超越する美学

もののあはれ、無常、陰翳礼讃など、日本の美意識には超越的な姿勢があります。信じがたいほどの繊細さと大胆さが溶け合い、シンプルという言葉すら超えた表現は、木造にも打放しコンクリートにも通底する日本建築にも受け継がれる遺伝子のひとつです。

引用:森美術館

3. 安らかなる屋根

日本建築は屋根である、と言われます。屋根は雨や雪を遮り、深い軒により日光を味方にします。人間を守る機能性とともに、その曲線美、水平美は風景のなかで象徴性をたたえ、安心感を与えます。伝統的な日本建築の屋根が近現代の建築家にいかなるインスピレーションを与えてきたかを考察します。

引用:森美術館

4. 建築としての工芸

建築は工芸の集積である――明治期に建築という概念が西洋から持ち込まれる以前の日本には、自然を抽象化する意匠のセンスと、高度な匠の技を駆使し、「部分」の集積が「全体」すなわち建築物をなす、成熟したものつくりがありました。このような工芸性は、遺伝子として近現代の建築にも脈々と流れています。

引用:森美術館

5. 連なる空間

20世紀に入り、日本建築が世界に伝えたのは、建築は必ずしも内外を壁で仕切らなくても成り立つこと、部屋の機能は固定されなくてもよいこと、豪華な装飾ではなく素材そのものの表現によって品位が保てることでした。実用性が見た目の美しさにもつながる、開かれた空間の理想像は今も日本建築に生き続けています。

引用:森美術館

6. 開かれた折衷

日本の伝統建築は、6世紀、仏教とともに伝来した技術や意匠に始まり、さまざまな文化の融合や変容を経て「日本らしさ」が形作られました。ここでは、明治期に大工棟梁が手掛けた擬洋風建築や、世界的な視座で日本建築を模索した伊東忠太の挑戦を紹介します。世界はそもそも折衷である、という日本の視点は、多文化主義の現代、未来に開かれた遺伝子だと言えるでしょう。

引用:森美術館

7. 集まって生きる形

日本における「公共」には、長屋、寺子屋など縁がつなぐ空間の伝統があります。ここでは、伝統的集落を実測した調査や雪害に苦しむ農村問題など、建築が社会に向き合った例を紹介します。現代社会における新たなコミュニティ形成の方法として、自然の恵みと災害に囲まれた日本の「集まって生きる形」への注目は高まっています。

引用:森美術館

8. 発見された日本

「伝統」は見出されるものだとしたら、国外から発見された日本建築も、いま、あらためて考察すべき知の資産です。来日したフランク・ロイド・ライトやアントニン・レーモンドから、現在第一線で活躍する建築家まで、国外の建築家が創造的に捉えた日本像を紹介します。また、海外に建設され、国際的な評価を得た日本の建築も参照します。

引用:森美術館

9. 共生する自然

日本人は自然に畏怖の念を抱き、崇高なものとして信仰の対象としてきました。そうした自然観はどのように日本の建築に反映されてきたのでしょうか。建築を自然の一部と捉え、自然を素材のひとつとして建築をつくる。自然との境界をデザインする。建築に見る日本の自然観は未来へと紡がれます。

引用:森美術館

写真OKの展示はこちら!!

建築家の北川原温(きたがわらあつし)氏の立体木格子

入ってすぐ目に止まるのがこちら!!

木組の技術を応用して、4つの単純な部材を組み合わせるだけで釘は1本も使っていないというから驚き!!

千利休作の国宝『待庵』の原寸大!!

「わび」の思想を空間化したもので、日本文化を語る上で欠くことのできない建築の一つ。

広さはわずか二畳しかないらしく、入り口もかなり小さい。

実際の待庵には入ることができないので、待庵に入る最初で最後のチャンスかもしれません!!

香川県庁舎の家具に触れられる。

丹下健三さんが建てたことでも有名な香川県庁舎から、家具を拝借しております。

(どうやら耐震工事中らしいです。笑)

建築家さんって家具までデザインするのか!!と新しい発見です。

なかなか座れない触れられない家具たち、、、六本木まではるばるありがとう。

丹下健三の《住居(自邸)》

日本建築の珍しいところの一つに「建築は必ずしも内外を壁で仕切らなくても成り立つということ。建築が1つのユニットの集積」という考え方があります。

人数に合わせて部屋を広くする居酒屋さんや旅館などがいい例です!!

日本人には馴染みのある光景ですが、世界的にみると珍しい!!

部屋の機能を決めない!という丹下健三の思いつまる住居です。

建築のスケールを体感できる「パワー・オブ・スケール」

最新技術のレーザーファイバーと映像を駆使し、日本建築の空間概念を3Dで体感するという体験型インスタレーションになります!

新しい、、、そして美しい。と思いました。

スケールを目で見て感じることができる新しい表現。

人のスケール、物のスケール、建物のスケール、、、それがスピード感溢れる映像と音に乗せて変化していくのは美しいの一言。




建築国家「日本」と言われるのはなぜ!?

建築界のノーベル賞と言われているのがプリツカー賞と言われるものがありまして。

なんと日本では7人が受賞しています!!

ちなみに1位がアメリカで9人。

日本は2位なんです!!

ちなみに受賞されている方は、

  • 丹下健三 1987年
  • 槇文彦 1993年 
  • 安藤忠雄 1995年
  • 妹島和世+西沢立衛 SANAA  2010年 
  • 伊東豊雄 2013年 
  • 坂茂 2014年 

有名建築聞いたら、それか!!となるものばかり作っている方ばかり、、、

日本建築を広めてくれた功績は偉大すぎます、、、

まとめ

日本の建築の遺伝子は知らず知らず受け継がれ、世界的に見ても建築国家となった日本。

その遺伝子を9つのセクションに分け紹介されていて、とてもわかりやすく勉強になる展覧会でした。

歴史とともに引き継がれた建築を様々な視点から見れる、新しい展覧会だからこそ行くしかありません♪

行った感想をまとめると、

  • ボリューミーすぎてお腹いっぱい!!笑
  • 日本の建築の未来は明るい。

です!!

かなり濃いのでゆっくり見てください♪

MUSEUM INFORMATION

建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの

2018.4.25(水)~ 9.17(月)

TICKET

一般  1,800円
学生(高校・大学生)1,200円
子供(4歳~中学生)600円
シニア(65歳以上)1,500円

OPEN

10:00~22:00(最終入館 21:30)
※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)

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会期中無休

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森美術館

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