【コテは何度がいい?】おすすめ温度を美容師が解説

この記事でわかること
  • おすすめ温度は人によって違う
  • コテのダメージを軽減する方法
  • タンパク変性のリスクを考えよう

コテって何度で巻くのがいいの?

美容師目線で解説していきますね

今回はコテは何度で巻けばいいの?ということについて話していきます。

結論を先に言いますと。

髪質によって変わります

何℃くらいがいいとははっきり言えないんです。

ただ気をつけてほしいことはタンパク変性を起こさないこと。

そして髪に熱を加えるということは髪は傷んでいるということ。

髪質や状態によって変わってきますので解説していきたいと思います

目次

【温度の特徴】低温、高温の特徴をざっくりと解説

何度で巻くのがいいの?

という前に、低温、高温の特徴を知っておいてほしいです!

低温の特徴
  • カールがつきにくい
  • 髪へのダメージが小さい
  • 色落ちの心配が少ない
高温の特徴
  • カールがつきやすい
  • 髪へのダメージが大きい
  • 色落ちの可能性がある

見ていただいてわかっていただけてたと思いますが、一長一短です。

ただ、どんな違いがあるかをしっかりと理解していただけるとこの後の説明もわかりやすくなると思います♪

寒色系は気をつけましょう!

熱による褪色がしやすくなっています。

色によって褪色の原因が違うのでアッシュやマットなどの色味は注意が必要です。

タンパク変性とは?

生卵に熱を加えるとゆで卵になるのと同じ原理

同じものでもタンパク質が変わってしまい、質感もものも変わってしまうことを言います。

ほとんどがタンパク質でできている髪は熱を加えすぎると固くなります。

このタンパク変性が厄介でして、カラーの発色が悪くなったりパーマがかからない、かかりにくい原因になります。

ちなみにこのタンパク変性ですが

  • 乾いている髪だと約130℃以上
  • 濡れている状態だと約60℃以上

上記の温度でタンパク変性を起こしてしまう可能性があります。

コテ、ストレートアイロンを使う時はタンパク変性を起こさないということを大切にして使ってほしいと思っています。

「低い温度は傷まない」は正解ではない

なら130℃で巻けばいいんだ〜♪髪の負担も少なくなるしいいことづくしだもん♡

先程の話を聞いて温度を低くすることが正解と感じた人もいるかもしれません。

ただ温度が低いこと必ず正解ではないんです。

というのも、髪は元々冷たいのもあり、コテを入れた場合は約50℃ほど温度が下がると言われています。

髪がコテの高温に比べると冷たいため、熱の移動があるからです。

なので当て過ぎてしまうと設定温度まで上がりますが、滑らせながら巻くと考えた時に当てている温度より低い温度が髪に加わっていると考えてください。

イメージとすれば

  • 180℃で巻く→髪は130℃
  • 120℃で巻く→髪は70℃

あくまで単純計算ですが、180℃を当てたからいってタンパク変性が必ず必ず起こるわけではないんです。

逆に温度が低すぎるとカールがつきにくいので何度もコテを通したり長時間当ててしまうことになってしまう可能性もあります。

むしろこっちの方が傷む可能性もあります!!

しかも温度が低いのでしっかりしたカール感がでないですぐにだれてしまうかも。

なので低い温度だからいい!

とは思わないで適切な温度と時間でしっかりとカールをつけてあげることが大切です!

コテは何度で巻くのが正解?

【160〜180℃がおすすめの人】

  • 健康毛
  • 硬毛

カラーやパーマをしたことがないバージン毛の人。

髪が硬い硬毛には少し温度が高くても大丈夫です。

むしろある程度しっかり熱を加えないとカールがつかないので少し高めに温度設定しましょう!

【130〜150℃がおすすめの人】

  • 軟毛
  • ダメージ毛

元々熱に弱い軟毛はなるべく低い温度設定で使ってほしいです。

またダメージ毛も高温で挟んでしまうと更なるダメージの原因になりますので注意です!

ただダメージレベルによって適切な温度は変わってはきますが、気をつけるに越したことはないです。

傷まない工夫も大切です

髪は死滅細胞なので一度傷んでしまったら治ることはない

コテを楽しむのはぜひやってほしいですがぜひなるべく傷まないようにしてほしいです。

なのでヘアケアにも意識をしながら楽しむ工夫をこれからお伝えします!

【性能を上げる】コテを見直し熱ダメージを抑える

やはり安いコテと高級なコテでは性能の良さが変わります。

ダメージを抑えると考えたときに性能のいいコテに買い換えることにより、少しでもダメージを減らすことができます。

おすすめのコテが知りたい人はこちらの記事も参考にしてください!

【ヘアオイル】洗い流さないトリートメントを乾かす前につける

洗い流さないトリートメントはしっかりつけることは大切です

ヘアオイルをつけて巻くのは良くない。という意見がありますが、乾かした後につけて巻く場合は良くないです。

濡れている状態に洗い流さないトリートメントをつけて乾かすことでオイルの油分と髪の水分が馴染みます。

内部を補修してくれて、表面の油分も整えてくれるので熱のダメージを少しでも緩和してくれます。

なので乾かす前のヘアオイル(洗い流さないトリートメント)使いは大切なのでぜひ使ってほしいです♪

おすすめヘアオイル

【巻き終わりに】ヘアオイルを仕上げにつける

巻いた後はどうしても熱の影響で乾燥してしまうので保湿をすることが大切になります。

洗い流さないトリートメントもそうですが、シアバターや油性成分がメインのヘアオイル、ヘアバームなどもいいと思います♪

おすすめヘアバーム

【結論】最適な温度は人によって変わるができることたくさんある

【130〜150℃がおすすめの人】

  • 軟毛
  • ダメージ毛

【160〜180℃がおすすめの人】

  • 健康毛
  • 硬毛

今回はコテの温度について解説しました。

人によって、ダメージレベルも髪質も違います。

最適な温度は変わりますが、少しでも参考になれば嬉しいです!

毎日のことなので知らず知らずにダメージが蓄積しやすいのでしっかりと熱に向き合っていただき、髪を楽しみながらもケアもしっかり意識を向けていただければと思います。

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